ずっと考え中ブログ〜懐疑的な記録〜

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JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN

「生れながらの悪」とでもいえるだろうDIOの中にも、善の心というか人間らしさが垣間見えるような内容だった。

原作のジョジョの奇妙な冒険で描かれるディオ様からはややイメージの違いを感じるものの、それでも原作の流れとその時々の心情の描写としては違和感もなく楽しんで読むことができた。著者の西尾維新は相当読み込んでいるんだろうなと感じる。

DIOの人間らしさには、聖女のような母親、そしてエリナの存在(女性神聖視のような印象も受ける)が不可欠であり、神父プッチの存在にもつながる流れも納得がいく。

 

 

JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN

JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN

  • 作者:西尾 維新
  • 発売日: 2011/12/16
  • メディア: 単行本