ずっと考え中ブログ〜懐疑的な記録〜

常に多方面に長考中のアラサーサラリーマンの記録

読書

書評ブログ サードドア〜精神的資産のふやし方〜 アレックス・バナヤン著

mixiやfacebookをマメに更新していた時期に書評記事をよく投稿していたので、ブログでも記録と文章力を鍛えるために書いていこうと思う。 サードドア―精神的資産のふやし方 作者:アレックス バナヤン 発売日: 2019/08/16 メディア: Kindle版 サードドア 精神…

非学歴エリート

著者の実体験をもとに書かれた自己啓発本。学生と社会人になってからとでは、評価されることが当然大きく異なってくるが「個」として勝負するために何が必要か?という問いの一つの解答例と捉えられる。 しかし、異常な根性論が展開され、著者のように「モチ…

朝がくる

現代において家庭環境は多様化し、これまで当たり前と思ってきたことを疑いながら「幸せ」とはなにか?を考え、悩みつつも立ち止まらず生きていかなければいけないし、自分の幸福感を他人に押し付けることを慎まなければいけないと自戒の念に襲われる。 朝が…

詩集 人はかつて樹だった

世界の美しさはたぶん悲哀でできている。自由とはどこかへ立ち去ることではない。老いるとは受け入れることである。人は悲しみを重荷にしてはいけない。 詩集 人はかつて樹だった 作者:長田 弘 発売日: 2006/07/11 メディア: 単行本

「グズ病」が完全に治る本―「言い訳」の生活から「スグやる」生活へ!

感情の起伏によるグズ病、言い訳を探す天才。 「グズ病」が完全に治る本―「言い訳」の生活から「スグやる」生活へ! 作者:S. ロバーツ メディア: 単行本

JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN

「生れながらの悪」とでもいえるだろうDIOの中にも、善の心というか人間らしさが垣間見えるような内容だった。 原作のジョジョの奇妙な冒険で描かれるディオ様からはややイメージの違いを感じるものの、それでも原作の流れとその時々の心情の描写としては違…

流星ワゴン

ドラマの開始とともに再読。 主人公ほど最悪の人生でなくとも、誰でも自分の人生をやり直せたらと思うことはあるはず。もしも自分と同じ歳の父親と出会うことができたら父への気持ちも変わるのだろうか。 三組の父子の関係はどことなく似ていて、不器用で、…

建築武者修行

著者が旅のなかで見たこと、感じたことが体験談と著者自身の見事なスケッチで語られ、自分もこのようなアウトプットができたらと思う。 内容は体験記であるが、著者自身の私的な見解も知識と体験をもとにした優れたテキストであるが、土地の文化や気候、歴史…

桐島、部活やめるってよ

一部だが学生生活の小説だと過度に熱かったり、矢印がいっぱい出てる恋愛ものだったりすると興冷めしてしまうがそれがない。 というよりもリアルな学校生活の階層や青春時代の心情の揺れが表現されている。しかも、各章のストーリーが少しずつ絡み合っている…

三軒茶屋星座館

星座のストーリーとそれに見立てた章ごとのストーリーが全体とうまく噛み合い、ひとつの場所に集まる家族の在り方を教えてくれるような一冊。 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン (講談社文庫) 作者:柴崎竜人 発売日: 2020/05/01 メディア: Kindle版 三軒茶屋星…

新版 マーフィー世界一かんたんな自己実現法

潜在意識を信じ、自分には幸せになる権利、夢を実現させる力があるのだと日々言い聞かせること。 当たり前じゃん! だが、大事なのは他人に対する負の感情を持たずして、むしろ他人の幸福も祈るよう心がけること。ここがミソかな 新版 マーフィー世界一かん…

日本のカタチ2050

すでに2050年に向けて行動していかなければならない。 コミュニティ、地方都市、エネルギー、政治と4者4様の描く未来は、確実に繋がっている。 日本のカタチ2050 作者:竹内昌義,馬場正尊,マエキタミヤコ,山崎亮 発売日: 2014/08/23 メディア: 単行本 日本の…

原発と建築家

建築家である著者がこれからのエネルギー供給を考える上で建築には何ができるのか、他の分野で活動されている方と話しながら脱原発のための具体例とそこに絡む問題が書かれている。 ただ原発を悪いとするのではなく、なぜ悪いのか、原発以外のエネルギー供給…

恥知らずのパープルヘイズ ―ジョジョの奇妙な冒険より―

まず装丁のデザインがいい!キレイに保存しておきたい。 フーゴが途中離脱したのは何故だったのか気になっていたけど荒木先生のストーリーではないとは言っても原作のイメージを崩すことなく話が進んでいた気がする。 背景は極端だけどフーゴや自分とフーゴ…

思想地図β vol.2 震災以後

東氏の巻頭言も中身もなるほどと思いながら読めた。支援活動に関わりながら被災地の現状を言葉で伝えることに対して疑念もあったのだが、思想・言論には何ができるのかということについてはある種の「気付き」が私のなかにはあった。 思想地図β vol.2 震災以…

アーキテクチャとクラウド

情報による空間構成の捉え方には、多様性があり現在、或は将来的にも絶対的な答えが出てくるわけではないだろうと思う。 情報にはある構造や設定はされているが明確な解答がない。 それはまさに建築的ではないかとも感じた。 吉村氏×塚本氏の対談は互いの意…

マンガ建築考

中身を拝見すると細かいデティールや素材、世界の実例などがでてきて分かりやすい。 ただ、個人的にはもう少し図面を多くするとか、原画の数を多くするなどしてもらった方がイメージしやすい。 読んだことのあるマンガ以外は、権利的な問題なのかイメージす…

世界を変えるデザイン

デザインやアートを学びながら感じていた違和感。 それが何なのかこの本を読んで気付かされた。 もちろん個人で違うだろうがアートやデザインは手段であって目的ではない。デザインで何をしたいのかが問われる。 特に3.11の震災以降はこの本に書かれている内…

コミュニティデザイン

序盤でコミュニティデザインの定義について触れていたが、ほとんどの人が現在必要とされるコミュニティデザインの意味を理解してはいないだろうか。 山崎さんの実践から、どのようにコミュニティをつくっていけるのかが分かりやすくまとめられている。ものを…

芸術起業論

よくよく消化してみるととても単純で当たり前のことしか言っていない。 本人の経験から生まれた言葉にはやや強引な部分はあるものの、説得力がある。 芸術起業論 (幻冬舎文庫) 作者:村上隆 発売日: 2018/12/06 メディア: Kindle版 芸術起業論 (幻冬舎文庫)…

夢をかなえるゾウ

読んでよかったなと思う。 夢をかなえるゾウ 作者:水野 敬也 発売日: 2020/12/11 メディア: Audible版 夢をかなえるゾウ1 [ 水野敬也 ]価格: 847 円楽天で詳細を見る 自己啓発的な本は一度読むと内容や言い回しが固くて読み返す気にならないけど、この本はス…

老人性痴呆症のための環境デザイン

この分野では著名な書籍ではないでしょうか。認知症ケアに必要と思われる環境を多方面から分かりやすくまとめてある本です。 老人性痴呆症のための環境デザイン―症状緩和と介護をたすける生活空間づくりの指針と手法 作者:コーヘン,ユリエル,ホイズマン,ジェ…

起こらなかった世界についての物語

アンビルトだけに普段はなかなか耳にしない作家が多かったが、その想像力の豊かさとドローイングの魅力が少し伝わってきた。 文章は筆者の(ほぼ)独断と偏見だと思う。こういう形でなく作家のドローイングのみの本だったらぜひ購入したい。 起こらなかった…

クリエイティブ都市論

クリエイティブな生活を送りたければ住む場所を選択すべきであり、そういった場をつくるための要因を紹介している。 クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める 作者:リチャード・フロリダ 発売日: 2009/02/20 メディア: 単行本 クリエイティブ…

写真的建築論

あくまでも「写真的」なので当然かもしれないが、期待していたほど写真の話は多くない。 とはいえ、写真を切り口とした時の建築の見方は参考になった。 建築を目の前にして漠然とシャッターを切るのはマズいと思いながらもどういう視点で写真を撮ることがベ…

北欧のノーマライゼーション

研究の参考書として読んだが参考図書としては不十分だった。 しかし、北欧の福祉先進国といわれる二国の現状を把握する入門編として読まれることをおすすめします。 日本の福祉施設は少し現場をみるだけでも劣悪な環境の場所が多い。 これは本書にもあったよ…

孤舟

定年退職を迎えた男の気持ちが、あるところまではリアルに描写されているのではないかと思う。 主人公のようにそれなりの役職につていた人間であれば過去にすがりたい気持ちも人一倍だろう。結局、男は自分の縄張りを広げたり、支配する欲望にかられてしまっ…

住宅作家になるためのノート

タイトルに引かれて購入した。住宅を設計するものだけでなく、学生が建築家の住宅作品を手本としてみる時に、どのような点に注目してみれば良いのか分かる内容になっている。基本的項目から、新しいコンセプトに出会うような項目もある。(単に勉強不足か) 各…

現代建築に関する16章

いわゆる建築だけでなく、その建築や建築家の背景まで説明してくれる部分もあり興味深い。建築を通して広がる世界に更に建築の深みを感じる。建築を専門に学ぶ人には少々物足りないかもしれないが、入門書としては分かりやすいないようだったと思う。 現代建…