ずっと考え中ブログ〜懐疑的な記録〜

常に多方面に長考中のアラサーサラリーマンの記録

2010-01-01から1年間の記事一覧

起こらなかった世界についての物語

アンビルトだけに普段はなかなか耳にしない作家が多かったが、その想像力の豊かさとドローイングの魅力が少し伝わってきた。 文章は筆者の(ほぼ)独断と偏見だと思う。こういう形でなく作家のドローイングのみの本だったらぜひ購入したい。 起こらなかった…

クリエイティブ都市論

クリエイティブな生活を送りたければ住む場所を選択すべきであり、そういった場をつくるための要因を紹介している。 クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める 作者:リチャード・フロリダ 発売日: 2009/02/20 メディア: 単行本 クリエイティブ…

写真的建築論

あくまでも「写真的」なので当然かもしれないが、期待していたほど写真の話は多くない。 とはいえ、写真を切り口とした時の建築の見方は参考になった。 建築を目の前にして漠然とシャッターを切るのはマズいと思いながらもどういう視点で写真を撮ることがベ…

北欧のノーマライゼーション

研究の参考書として読んだが参考図書としては不十分だった。 しかし、北欧の福祉先進国といわれる二国の現状を把握する入門編として読まれることをおすすめします。 日本の福祉施設は少し現場をみるだけでも劣悪な環境の場所が多い。 これは本書にもあったよ…

孤舟

定年退職を迎えた男の気持ちが、あるところまではリアルに描写されているのではないかと思う。 主人公のようにそれなりの役職につていた人間であれば過去にすがりたい気持ちも人一倍だろう。結局、男は自分の縄張りを広げたり、支配する欲望にかられてしまっ…

住宅作家になるためのノート

タイトルに引かれて購入した。住宅を設計するものだけでなく、学生が建築家の住宅作品を手本としてみる時に、どのような点に注目してみれば良いのか分かる内容になっている。基本的項目から、新しいコンセプトに出会うような項目もある。(単に勉強不足か) 各…

現代建築に関する16章

いわゆる建築だけでなく、その建築や建築家の背景まで説明してくれる部分もあり興味深い。建築を通して広がる世界に更に建築の深みを感じる。建築を専門に学ぶ人には少々物足りないかもしれないが、入門書としては分かりやすいないようだったと思う。 現代建…